Q. クライアントPCが認識できません
A.
原因
本製品の「通信仕様」を満たせていないことが原因となります。
- リモート管理PC上で、クライアントPCのコンピューター名をIPアドレスに変換する処理通信(名前解決処理通信)が利用できなくなっている。
- 本製品のプログラムの動作が規制されている。
- 本製品が利用する通信ポート番号が規制されている。
- リモート管理機能上へのクライアントPC名の登録ミス。
要因
以下のいずれかの事由により、本製品の通信仕様が満たせない状態になっています。
- DNSサーバーを設定している場合、DNSサーバーの登録アドレスもしくはDNSサーバー自体に問題があるため、名前解決処理通信ができなくなっている。
- DNSサーバー未設定の場合、Windowsファイアウォールの例外登録設定にて『ファイルとプリンタの共有』が有効になっていないため、名前解決処理通信ができなくなっている。
- Windowsファイアウォールの例外登録設定にて、本製品のプログラムが登録されていないため、本製品のプログラムの動作が規制されている。
- ウィルス対策ソフトなど他製品上のファイアウォールにより、本製品のプログラムの動作が規制されている。
- ネットワークの状態がパブリックモード(ホームグループ)に切り替わっているため、外部PCとの双方向通信ができなくなっている。
※Windows Vista以降のOSに該当する事項。 - ご利用のネットワーク機器(ルーター/スイッチングハブ/LANケーブル/ネットワークカードなど)にて、故障や障害が発生している。
ネットワーク環境の確認方法
リモート管理PC上で「コマンドプロンプト」を起動し、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
ping [クライアントPCのコンピューター名]
※応答が返ってこない場合は、本製品の通信に必要な「名前解決処理通信」が利用できないネットワーク環境ということになります。
回避方法
クライアントPCの環境変更は、本製品の保護を解除してからご実施ください。
- DNSサーバー関連の問題の場合は、ネットワーク管理者(ネットワークシステム保守業者)へのご連絡をお願い致します。
- Windowsファイアウォールの設定において、「ファイルとプリンタの共有」が無効になっていることが問題の場合は、チェックを付けて有効にしてください。
- 何らかの事情により、Windowsファイアウォールの設定において、本製品のプログラムが例外登録されていなかったことが原因の場合は、インストール先フォルダ内にある"ZTFwSET.exe"を実行して例外登録を行なってください。
- 他製品上のファイアウォールにおける問題の場合は、本製品のプログラムの動作を規制しないように設定してください。設定方法に関しましては、ネットワーク管理者(ネットワークシステム保守業者)もしくは、他製品の専用サポート窓口にてご確認をお願い致します。
- ネットワークの状態がパブリックモードになってしまうことが原因の場合は、ネットワーク管理者(ネットワークシステム保守業者)へのご連絡をお願い致します。パブリックモード等にならないようにPC環境を構築するか、パブリックモードになっても通信が規制されないように設定を施すかのどちらかのネットワーク環境の構築対応が必要となります。
※パブリックモード/ホームグループモードは、信頼できないネットワーク環境にコンピューターを参加させてインターネットなどをご利用になることを主な目的として用意されている通信モードとなります。そのため、このモードをご利用の場合は、他のPCとの相互通信は基本的に行なえません。LAN未接続状態にコンピューターが陥った場合などは、OS上の判断で自動的にこれらのモードに切り替わる場合があります。