Q. リカバリー王ZをUEFI環境で利用する際の注意事項はありますか?(Ver.9.1からver.11.3まで)
A.
UEFIブート環境へインストールする場合の注意事項UEFIは各PCメーカーの機種ごとに仕様が異なり、瞬間復元機能が正常に動作しない機種が存在します。
本製品でUEFI対応のインストールタイプを3種類設けておりますが、どのインストールタイプでも瞬間復元機能が正常に動作しない機種は、レガシーブート(BIOS互換モード)の設定に切り替えてOSを再インストールいただく必要があります。
本製品でUEFI対応のインストールタイプを3種類設けておりますが、どのインストールタイプでも瞬間復元機能が正常に動作しない機種は、レガシーブート(BIOS互換モード)の設定に切り替えてOSを再インストールいただく必要があります。
- チェックツールによる事前チェック
UEFI環境のPCにリカバリー王Zクライアントプログラムをインストールする場合、インストール前に瞬間復元機能が正常動作するUEFI機種(インストールタイプ1~3)であるか否かを事前にご確認いただく必要があります。
事前確認ツールにつきましては、こちらからお問い合わせください。 - UEFI環境のインストールタイプVer.9.4.0.0から瞬間復元機能のインストールタイプ(3種類)が選択できるようになり、より多くのUEFI機種で瞬間復元機能が動作するようになっております。事前にチェックツールでご確認いただき、実行結果がインストール タイプ1~3に該当しない場合は、OSをレガシーブート(BIOS互換モード)で再インストールしたうえで、瞬間復元機能をBIOS方式でインストール(インストール時のファームウェアの選択画面で[BIOS]を選択)してください。
■インストールタイプと留意事項 ■- インストールタイプ1
特に留意事項はありません。 - インストールタイプ2
修復モードにすると、ブートデバイスに「Windows Boot Manager」が2つ登録されます。 - インストールタイプ3
以下の制限があります。
パーティション単位の保護はできません。(設定できる管理方法はファイル・フォルダ単位のみとなります)。
修復保留モードはご利用いただけません。 - その他(インストールタイプ1~3に該当しない場合)
OSをレガシーブート(BIOS互換モード)で再インストールする必要があります。
- インストールタイプ1
- 誤ったインストールタイプを選択してエラーが発生した場合のリカバリー方法
誤ったインストールタイプを選択して修復モードにすると、瞬間復元機能が正常に動作していない旨のメッセージが表示される場合があります。 この場合は、保護解除モードに動作モードを変更して、再インストールしなおし、適切なインストールタイプを選択してください。 なお、瞬間復元機能がエラーの状態でアンインストールはできません。 事前に保護解除モードへの切り替えを行い、エラーが出ない状態で、アンインストールを行ってください。 - インストールタイプ3を選択した場合の簡易環境設定画面の呼び出しについて緊急時などの際、クライアントPC(UEFI / BIOS環境問わず)のコンピューター起動前に、簡易環境設定画面を起動できますが、インストールタイプ3の機種によっては簡易環境設定画面の呼び出し(OS起動前にPageUpキー押下)ができない場合があります。簡易環境設定画面の呼び出しができないPCでOSが起動できない等のトラブルが発生した場合は、WindowsのインストールDVDからPCを起動させ、bootrec.exe /FixMbr コマンドを実行することで保護解除モードへの切り替えができます。
- UEFI環境のPCにおけるブート順についてUEFI環境のPCで瞬間復元機能が動作している場合は、ブートデバイスとして「XXXXXXXX BOOT」が登録されています。この「XXXXXXXX BOOT」からOSが起動されることで、瞬間復元機能が動作しますので、修復モード中に他のブートデバイスから起動させると、瞬間復元機能は正常に動作しません。意図せずブート順を変更されてしまうことを避けたい場合は、BIOSパスワードをかける などを行ってください。なお、インストールタイプ2の場合は「XXXXXXXX BOOT」の名前が「Windows Boot Manager」となりますので、オリジナルの「Windows Boot Manager」と合わせて2つが登録されます。
- BCDBOOTコマンドによるNVRAMとBCDの同期についてUEFI環境にてOSをセットアップもしくはクローニングした場合、BCDとNVRAM内のブートエントリ情報に不整合が生じることがあります。この不整合が生じた状態では瞬間復元が 正常動作しません。殆どの場合、この不整合は次のコマンドを実行することで解消されます。
bcdboot c:\windows /l ja-jp